あすなろkidsでは、毎週水曜日にSSTを開催しております。
みんなでグループワークを楽しみながら、
社会で役立つスキルやコミュニケーション能力を磨いています。
3月6日は「うまくできない時の伝え方」をテーマに開催しました。
(今回の状況)
図工の時間で切った厚紙をホッチキスでとめているところです。Aさんは丁寧にやったつもりが、
紙が破れてしまいました。新しい紙でやり直したいが、予備の紙はありません。Aさんは急に、
「なんだよ!もうやめた!」と叫びました。その声にみんなはとてもびっくりしました。
Aさんがこの時、【どのようにすればよかったか】以下の選択肢から選び、理由を考えました。
①怒った顔で「やめた、やめた」と繰り返し言う。
②困った顔で「うまくできないから、手伝ってくれる?」とゆっくり言う。
③泣きながらできないことを伝える。
④「家に帰ってから続きをする」と言う。
⑤「私は作らないで、見てるよ」と言う。
考えている子の中には、自分がAさんの気持ちになって考えている子もいました。
うまくできなかった時や困った時は、泣いたり怒ったり、途中でやめたりするのではなく、
言葉で「手伝ってほしい」「助けてほしい」と伝えることを学びました。
みんなも感情的にならず、自分の伝えたいことを落ち着いて伝えられたらいいですね!