あすなろkidsでは、毎週水曜日にSSTを開催しています。
みんなでグループワークを楽しみながら、
社会で役立つスキルやコミュニケーション能力を磨いています。
1月29日は「相手の気持ちを考えて行動しよう」をテーマにSSTを開催しました。
〈今回の状況〉
休み時間中AさんとBさんがおにごっこで遊んでいます。途中からAさんとBさんがお互いに肩をタッチしあう遊びに切り替わっていました。はじめはお互いに楽しそうに肩をタッチしていましたが、だんだんとAさんがタッチする力が強くなっていきます。Bさんは「痛いからやめて」と言いますが、Aさんは冗談の範疇だと思い楽しくなってタッチをやめません。
このような場面で、どうすればよかったのでしょうか。
まず、AさんとBさんの気持ちがどのように変化したのかを考えました。
Aさんが楽しんでいる一方で、Bさんの楽しさが失われていることに気づきました。
次に、Aさんはこの後どうすべきかを、子どもたちと一緒に考えました。
Bさんが「やめて」と言っているため、Aさんはやめるべきだということに気づきました。
楽しいと思っていたことも、状況の変化によって楽しく感じられなくなることがあります。
相手の言動から気持ちを読み取り、お互いに思いやりを持って楽しく遊べるとよいですね。