【豊国校・中村公園校】実験クッキング〈色変わりぶどうジュース〉
2025年7月4日
あすなろkidsでは楽しいイベントが盛りだくさん!
6月28日は実験クッキングを開催しました!
食材の性質を楽しく学んで美味しく食べられる企画です。
このイベントには以下のねらいがあります。
・材料をつかむ、混ぜる、こねる、切る、ちぎる、つぶすなどによって微細運動のトレーニング。
・感覚の刺激による感覚統合。
・自分で作ったものを食べることで食物への興味関心を育てる。
今回は、「色変わりぶどうジュース」です。ぶどうジュースに重曹やクエン酸を入れて色を変えていきます。
ぶどうジュースは、pH3程度の酸性の物質です。ここに重曹(炭酸水素ナトリウム)を入れると、アルカリ性になり、薄い赤紫色だったぶどうジュースの色が青紫色に変わります。さらに、重曹が加わったぶどうジュースにクエン酸を入れるとしゅわしゅわと泡が立ち、ぶどうジュースの色が青紫色から再び薄い赤紫色に変わります。
ぶどうには「アントシアニン」という色素が含まれていて、酸性で赤紫色、中性で紫色、アルカリ性で青紫色に変化します。
そして、炭酸水素ナトリウムとクエン酸が反応して、炭酸ガス(二酸化炭素)が発生したので泡が経ったのです!
ぶどうジュースに重曹、クエン酸の順番に入れた際、【酸性→アルカリ性→酸性】に変わるので色も変わります。
泡立った後のぶどうジュースを少しなめてみるとちょっとしょっぱいです。これはクエン酸と炭酸水素ナトリウムが反応してクエン酸ナトリウムが出来たからです。
実験を始める前にグループの名前を決めてからぶどうジュースがどのように変わるのかを各グループで予想していきました。あるグループではクエン酸を入れるとすごいことになる、爆発する、色が薄ピンクや水色になるなど、たくさんの予想を出すことが出来ました。
たくさん予想が出たところで実験開始!
3つの容器に入ったぶどうジュースを水で薄め、そのうちの2つに重曹を入れます。さらに重曹を入れたうちの1つにクエン酸を入れていき、どのように色が変わるのか、味や見た目はどうかを結果シートに書いていきました。
ぶどうジュースに重曹を入れた段階では「コーラみたい!」など色の変化を楽しんでいる様子が見られました。また、クエン酸を入れた後は実際になめてみて「すっぱい」など微妙な反応を見せる子どももいれば、「おいしい!」といって嬉しそうにしている子どももいました!結果シートにもたくさん記録されていて楽しい実験になりましたね。
余ったぶどうジュースは事前に子どもたちと作ったフルーチェと一緒におやつとしておいしく頂きました。
次回もお楽しみに!